ヨシムラ60周年イベント <展示車両情報>
国内営業課の細谷です。
本日も今月26日に開催するヨシムラ60thアニバーサリーフェスタ
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本日ご案内するのは車両展示について。
以前のブログで試乗会で乗れる車両のご紹介をしましたが、
それ以外にもヨシムラの歴史にまるわる車両の展示も行ないますのでご紹介します。
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<ヨシムラレーサー>
・1986年 GSX-R750レーサー 第9回 鈴鹿8時間耐久ロードレース 3位
ライダー:辻本 聡/ケビン・シュワンツ組
フレームはTT-F1仕様、エンジンは極限までチューンアップされ、空油冷特有の熱との闘いでもあったマシン。
カウルはヨシムラ400/750トルネードやボンネビルにも装着された小型タイプになり、スクリーンも低いヨシムラ独特のものが採用された。
ライダーは空気抵抗を少しでも少なくするためカウル内に伏せて闘う事となった。
マフラーはデュプレックス・サイクロンを装着。
このマシンのチェンジペダルにはシーズン序盤に辻本が足を骨折して自由な動きができないため蹴り返しがついている。
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10:00より、吉村不二雄社長がこのマシンでデモランを行なう予定です。
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・1986年 GSX-R750レーサー AMA SUPERBIKE Rd.1 DAYTONA
ライダー:辻本 聡
この年がDAYTONAデビューとなるGSX-R750。
エンジンはAMAでは1mmオーバーサイズが認められていたので71×48.7mmで777.3cc。
マフラーは1-2番と3-4番エキパイを連結し中低速トルクも引き出すデュプレックス・チタンサイクロン。
キャブレターはマグボディのTM36で、スムーズなアクセルワークを求めスロットルバルブ部にベアリングが試された。
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・1980年 XR69レーサー(レプリカ車両) マン島TT優勝
ライダー:グレーム・クロスビー選手
スズキとヨシムラが世界で戦う為に製作したスプリント仕様のGS1000Rレーサー。
ヨシムラがエンジンチューニングを担当。
このマシンの耐久仕様が、1980年の鈴鹿8耐を制した。
※グレーム・クロスビー氏が復刻した車両ベースを元に再現したレプリカ。
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<ヨシムラコンプリートマシン>
・1987年発売 TORNADO 1200 BONNEVILLE
ベース車両:GSX-R1100(初期型)
1980年代後半、輸出車であったGSX-R1100にアメリカでキットパーツを組み込んだものを完成車として輸入し国内で登録した、
「ヨシムラ」の車名を持ったコンプリートマシン。
TORNADO 1200 BONNEVILLEには当時のTT-F1/F3で培った技術を投入。
ベンチテストでは最高出力160ps/10,500rpmをたたき出した。
当時谷田部の周回コースで行ったテストでは291.497㎞を記録。
製作されたのは3台のみで、今なお多くの油冷GSX-R1100のカスタムのベンチマークとされている。
生産台数:3台
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・2004年発売 TORNADE Ⅲ 零-50
ベース車両:GSX-R1000
ヨシムラ創立50周年を記念して5台のみが生産された50年に一度の究極の車両。
零-50という名は、創業者のPOP吉村(故吉村秀雄)が整備技術を学んだ航空機の名称、そして50年という節目の年に、
新生ヨシムラが零からスタートするという意味が込められている。
車両は全て手作り。マフラー・カウルにいたっては零-50 5台の為の製作で、後にも先にも同じものは製造されていない。
生産台数:5台限定
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ちなみにこれは鈴鹿8耐で展示をした時のものです。
鈴鹿8耐に行けなかった方、暑さに耐えられずあまり見れなかったという方、
じっくり見るチャンスです。
お楽しみに。